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イエウールとすまいステップはどっちが合う?|提携会社数で比べた

不動産一括査定のイエウールとすまいステップを、提携している不動産会社の数という一点で比べました。公式ページの数字(2026-10-06時点)と国交省の資料をもとに、どちらが自分の売り方に合うかを分けて整理します。査定額と売却価格の違い、営業連絡とのつきあい方も先に書きます。

イエウールとすまいステップはどっちが合う?|提携会社数で比べた

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この記事の結論

提携している不動産会社の数を重く見るならイエウール、連絡が来る社数を抑えて担当者の経験で絞りたいならすまいステップ。どちらも利用は無料で、運営会社はどちらも株式会社Speeeです。

  • 地方・郊外で、まず当たる会社を増やしたい → イエウール(全国2,500社以上・最大6社)
  • 一度に連絡が来る数を抑えたい → すまいステップ(2,200社以上・最大4社)
  • まだ不動産会社に知られたくない → 国交省の不動産情報ライブラリで相場だけ先に見る

「実家、いくらで売れるんだろう」。そう思って検索すると、一括査定サイトの名前が山ほど出てきます。

そのなかでよく並んで出てくるのが、イエウールとすまいステップ。調べていて少し驚いたのですが、この2つ、運営会社が同じです。どちらも東証スタンダード上場の株式会社Speeeが運営しています(2026-10-06時点、両社の公式ページに記載)。

同じ会社が、作りの違う2つのサービスを出している。ここが今回の話の出発点です。

選び方の基準

この記事では順位をつけません。代わりに、3つの軸のどれを重く見るかで分けます。軸を先に出しておきます。

この記事で比べた3つの軸 ① 提携している数 登録されている 不動産会社の総数 = 当たる可能性の広さ ② 一度に頼める数 1回の入力で 何社に依頼が飛ぶか = 連絡の多さに直結 ③ 絞り込み方 提携するときの 基準があるか = 担当者の経験の目安

軸を3つに絞った理由も書いておきます。査定サイト自体は無料で、売主が払うお金は発生しません。だから「料金で選ぶ」という比べ方ができないんです。

残るのは、どの会社に、何社つながるか。ここが実質的に唯一の違いになります。

なお、この記事で挙げる数字はすべて公式ページに書かれているもので、確認日は2026-10-06です。数字は更新されることがあるので、申し込む直前にもう一度ご自身で確認してください。

この記事の目次
  1. 提携している不動産会社の数は、実際いくつ違うのか 📊
  2. 数の多さが効く場面、絞り込みが効く場面
  3. 査定額は、そのまま売れる値段ではない 💰
  4. 申し込む前に知っておきたい、連絡の流れ
  5. 「囲い込み」という言葉を先に知っておく 🏠
  6. 相場は、会社に聞く前に自分で見られる 🗾
  7. この記事のまとめ

提携している不動産会社の数は、実際いくつ違うのか 📊

先に答えを出します。公式トップページの表記では、イエウールが全国2,500社以上、すまいステップが2,200社以上。差は300社ほどです。

提携社数と、一度に依頼できる社数 イエウール 提携 2,500社以上 すまいステップ 提携 2,200社以上 1回の入力で依頼が飛ぶのは、このうち一部だけ イエウール:最大6社 すまいステップ:最大4社

ここ、ひとつ補足しておきます。提携社数は、公式ページ以外の記事を見ると数字がさまざまです。2,300社と書いているところも、2,600社と書いているところもありました。

数字が動くのは、提携の増減が日々あるからだと思われます。公式ページの表記をいちばん新しいものとして扱うのが確実だと感じました。

項目 イエウール すまいステップ
提携不動産会社数 全国2,500社以上 2,200社以上
一度に依頼できる数 最大6社 最大4社
運営会社 株式会社Speee 株式会社Speee
利用料金 無料 無料
対応エリア 全国47都道府県 全国
サービス開始 公式トップに記載なし 2020年4月
実績の表記 年間20万件(売却成立サポート件数) 累計査定依頼 約30万件以上

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※すべて2026-10-06時点、各公式ページの表記にもとづく

イエウールの公式トップページ
イエウールの公式トップページ(ieul.jp・2026-10-06時点の画面)

すまいステップの公式トップページを見る(sumai-step.com)

数の多さが効く場面、絞り込みが効く場面

300社の差は、全体から見れば1割強。都心のマンションなら、どちらでも当たる会社は見つかります。

差が効いてくるのは、物件のある場所が都市部から離れているときです。地方や郊外では、そもそもその地域に支店を持つ会社の絶対数が少ない。母数が大きいほうが、該当する会社が出てくる確率は上がります。

売る物件は、どこにある? 地方・郊外・築古の戸建て 都市部のマンション 母数の大きさが効く → イエウールが向く どちらでも会社は見つかる → 連絡の数で決めていい

一方、すまいステップは提携の入口に基準を置いています。公式コラムによれば、宅地建物取引士の資格を持ち、売買仲介営業5年以上、累計100件以上の仲介実績といった条件を挙げています。

同じコラムには「安易な値下げをせず、ユーザーへの迷惑行為をしない」という項目もありました。ここは地味ですが、連絡の仕方を気にしている人にとっては見ておく価値がある一文です。

個人的には、数の多さと、入口での絞り込み。どちらが心強いかは人によって変わると思いました。会社を自分で見比べたい人は多いほうが楽しいし、判断材料をしぼって考えたい人には4社のほうが向きます。

こういう人には こちらが合う
地方・郊外の物件で、まず当たる会社を増やしたい イエウール
一度にたくさん比べて、自分で見極めたい イエウール
連絡が来る数を最初から抑えたい すまいステップ
担当者の経験年数や実績の目安がほしい すまいステップ

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すまいステップの公式コラムには、利用した売主の声も載っています。東京都足立区・戸建て・30代の方の「売却までのスケジュールと計画を細かく戦略立てていただき、どんな活動をしているのかなどが見える化しており安心してお任せできました」という一文は、担当者と相性が合ったときの理想形だと感じました。

イエウール側では、ダイヤモンド不動産研究所が載せている利用者アンケートに、千葉県・40代男性の「不満が一切なかったので満足しています」(5点評価)という回答がありました。

査定額は、そのまま売れる値段ではない 💰

ここは先に知っておくと安心なところです。査定額は「このくらいで売れそう」という不動産会社の見立てであって、買主が払うと約束した金額ではありません。

お金の数字は、3回変わる ① 査定額 会社の見立て 会社ごとに違う ② 売出価格 売主が決める 広告に出る数字 ③ 成約価格 買主と合意した額 これが「売れた値段」 ①と③は別物。①が高い会社を選んでも、③が高くなるとは限らない 一括査定で並ぶのは、ぜんぶ①の数字です

複数社に頼むと、査定額に数百万円の開きが出ることがあります。これは、どちらかが間違っているという話ではありません。

想定する売り方(期間を長くとるか、早く決めるか)や、その会社が抱えている買主の顔ぶれで、見立ては変わります。だから開きが出ること自体が自然なことなんです。

査定額を見るときは、金額そのものより「なぜその額なのか」の説明を聞くほうが情報量が多いです。

国交省の標準媒介契約約款にも、価額について意見を述べるときは「根拠を明らかにして説明を行う」と書かれています。根拠を聞くのは、遠慮のいらない、約款どおりの話です。

申し込む前に知っておきたい、連絡の流れ

一括査定は「複数の会社に依頼が飛ぶ仕組み」なので、申し込むと会社から連絡が来ます。ここを前提として知っておくと、受け取り方が落ち着きます。

ここで効いてくるのが、さっきの最大6社と最大4社という違いです。入力後に連絡をくれる会社の上限が、そのまま違います。

申し込んだあと、何が起きるか 物件と連絡先 を入力 会社を選ぶ 最大6社/最大4社 選んだ会社から連絡が来る 電話・メール。早いと当日 自分のペースで進めるために、入力画面でできること 依頼先を選ぶ 上限まで選ばず 2〜3社にとどめる 連絡方法を書く 備考欄に「メールで」 と先に書いておく 時間帯を指定 「平日19時以降」など 書いておくと通りやすい

備考欄に希望を書くのは、地味ですが効きます。「メールでの連絡を希望します」の一文があるかどうかで、初動の電話の数は変わります。

すまいステップは、入力後に表示された会社のなかから自分で最大4社を選ぶ流れです(公式コラムに記載)。選んだ会社から連絡が来るので、最初は2社から試す、という使い方もできます。

連絡のペースを自分で握りたいなら、依頼する社数を少なめから始める。これは実務的にいちばん効く進め方だと思います。

「囲い込み」という言葉を先に知っておく 🏠

一括査定の話をするなら、ここも押さえておきたいところです。売主が知っておくと動きやすくなる仕組みの話です。

国交省のリーフレットには、囲い込みはこう説明されています。「一部の宅建業者が自社の利益のため、売主・買主双方の媒介を行うことを目的として、故意に物件の取引状況を隠し、売主の意向に反して物件の紹介を行わないような行為」。

売主が自分で確認できる仕組みがある (専属)専任媒介を結ぶ 会社がレインズに登録 登録証明書を受け取る 二次元コードつき 売主専用画面を見る ID・パスワードが必要 画面に出る「取引状況」は3つだけ 公開中 他社から紹介できる状態 書面による申込みあり 購入申込みが入った 売主都合で一時紹介停止中 覚えがないなら要確認

ここで大事なのは、売主が自分で状況を見られるということです。レインズ(不動産会社どうしで物件情報を共有するネットワーク、という意味です)には2016年からステータス管理機能があります。

さらに2025年1月からは、宅建業者に取引状況の登録が義務づけられました。同年1月4日からは、登録証明書に二次元コードが載るようになっています。スマホで読み取れば売主専用画面に入れます。

国交省のリーフレットは、こんな場面を例に挙げています。「覚えがないのに『売主都合で紹介停止』になっている」なら、依頼した業者に問い合わせる。これで登録が直れば、買主側の会社から問い合わせが入るようになります。

媒介契約の種類 レインズ登録 業務状況の報告 有効期間
専属専任媒介 義務(契約翌日から5日以内) 1週間に1回以上 3か月以内
専任媒介 義務(契約翌日から7日以内) 2週間に1回以上 3か月以内
一般媒介 約款上の登録義務の定めなし 約款に定めなし -

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※国交省「標準媒介契約約款」および売主向けリーフレットにもとづく。休業日は日数に含まない

一括査定を使うかどうかに関係なく、この話は知っておいたほうがいいと感じました。査定サイト選びより、契約後に自分で状況を見る習慣のほうが効いてきます。

相場は、会社に聞く前に自分で見られる 🗾

査定を頼む前に、おおよその水準を知っておく。これだけで、提示された数字の受け止め方が変わります。

国交省の「不動産情報ライブラリ」なら、取引価格情報と成約価格情報を地図から無料で見られます。操作マニュアルによれば、地図上の表示期間は直近5年分です。

おすすめの順番 STEP 1 不動産情報ライブラリで 近所の取引価格を見る STEP 2 一括査定で 2〜4社に依頼する STEP 3 金額より 根拠の説明で比べる STEP 1を先にやると、提示された査定額の意味がつかみやすい 先に自分で見ておくと、会社の説明が腹落ちしやすい

うちいくらでは、この国交省データを使って地域ごとの再集計をしています。集計方法は、不動産情報ライブラリの取引価格情報から、対象の市区・物件種別・専有面積帯で絞り、四半期単位の成約分の中央値をとるというものです。

たとえば東京都世田谷区の中古マンションを、専有面積60〜80㎡に限って集計すると、うちいくらの集計では中央値は5,200万円前後になります。70㎡の部屋なら、この水準が出発点です。

ただし、件数の少ない区や町丁目では中央値が動きやすいので、狭く絞るほど数字は不安定になるという前提で見てください。

よくある質問

Q. イエウールとすまいステップ、両方に申し込んでもいいですか。

A. 制度上の制限はありません。ただ、提携先が重なっていれば同じ会社から連絡が来ることもあります。連絡の数を抑えたいなら、片方で2〜3社ずつ試すほうが扱いやすいです。

Q. 査定を頼んだら、その会社と契約しないといけませんか。

A. そんなことはありません。査定は見立てを出してもらう段階で、売却を任せるのは媒介契約を結んでからです。契約前なら断って構いません。

Q. 税金のことは、誰に聞けばいいですか。

A. 売却益にかかる税や、相続した家の名義の扱いは、条件で結論が変わります。制度の一般的な説明はネットでも読めますが、個別の判断は税理士・司法書士に相談してください。

この記事のまとめ

  • 提携社数は、イエウールが全国2,500社以上、すまいステップが2,200社以上(2026-10-06時点、公式ページの表記)
  • 一度に依頼できるのは、イエウールが最大6社、すまいステップが最大4社。連絡の多さはここで決まる
  • 運営会社はどちらも株式会社Speee。利用はどちらも無料
  • 査定額は会社の見立てで、成約価格とは別物。金額より根拠の説明を比べる
  • 2025年1月からレインズへの取引状況の登録が義務化され、売主が専用画面で状況を確認できる

次にやることを1つだけ挙げるなら、国交省の不動産情報ライブラリで、自分の家の近所の取引価格を見ることです。無料で、誰にも連絡先を渡さずに済みます。そこから始めると、一括査定を使うかどうかも落ち着いて決められます。